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【頭蓋骨発見】滋賀焼肉店バラバラ殺人事件はパチンコ打ち子集団の仲間割れ?恐怖の店主杠共芳ゆずりはともよし

焼肉店から人骨発見!連続殺人事件に発展か?

滋賀県守山市の焼肉店から人骨が発見された恐怖の事件。10年前に起きた琵琶湖バラバラ事件との関連も疑われています。また第三の人物の骨も発見されました。連続殺人事件に発展するのでしょうか。

まずは事件の流れを時系列で振り返りたいと思います。

守山市の水路で発見された頭蓋骨の身元判明

2019年1月19日(土)17時15分頃、滋賀県守山市木浜町の水路で散歩中の69歳の男性が人の頭蓋骨を発見。骨に目立った外傷はないものの下顎がなかったということです。

現場は琵琶湖とため池をつなぐ水深約80cmの水路ののり面で、半分水に漬かった状態だったといいます。

2019年2月4日(月)には、この頭蓋骨が後述の農業排水路事件被害者の中川直さんのDNAと一致したことが発表されました。

頭蓋骨が見つかった木浜町は、胴体などが見つかった志那町から北に約5キロ離れています。

守山市で2018年におきた母親バラバラ殺人事件も頭蓋骨が見つかっていないことから、当初はそちらの事件との関連も疑われていました。 

焼肉バラバラ事件の流れ

2008年 琵琶湖バラバラ殺人事件発生

5月17日(土)~6月23日(月)、琵琶湖沿岸の4市6カ所で切断された男性の遺体を発見。

 (1)   「ふとももから足首までの右足」   H20年5月17日(土曜日)   近江八幡市牧町の琵琶湖岸 
 (2)   「ふとももから足首までの左足」   H20年5月17日(土曜日)   近江八幡市佐波江町の琵琶湖岸 
 (3)   「頭部」   H20年5月20日(火曜日)   東近江市栗見新田町の琵琶湖岸 
 (4)   「足首からつま先までの左足」   H20年5月21日(水曜日)   大津市下阪本五丁目  藤ノ木川内 
 (5)   「左手」   H20年6月22日(日曜日)   草津市下笠町の琵琶湖岸 
 (6)   「右手」   H20年6月23日(月曜日)   草津市北山田町の琵琶湖岸 

  ※切断された遺体の各部が一箇所で投棄された場合、湖西方面から琵琶湖に捨てられた可能性あり

 

近江八幡署に置かれた滋賀県警の捜査本部は殺人死体遺棄事件として捜査。報奨金300万円を提供する制度を適用していました。

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2010年 杠共芳被告の焼肉店オープン

7月、杠共芳(ゆずりはともよし)被告がキムチと焼肉の店「釜山」をオープン。

2018年 農業用排水路バラバラ殺人事件

8月6日 (月)~9日(水)頃

自宅兼店舗で中川さんを殺害

8月11日(土)朝8:20

滋賀県草津市志那町の農業用排水路で着衣のない男性の胴体がうつ伏せで浮いているのをランニング中の40代の男性が発見。

8月11日(土)夕方

南西約350メートル離れた草津市下笠町の葉山川の法面で下半身や左手、切断された首や、両腕、両足などが見つかります。殺害されたのは草津市芦浦町の無職で当時69歳の中川直(すなお)さん。なお他の部分はまだ発見されていません。

胴体遺棄現場(志那町の農業用排水路)報道画像などより独自に解析。ここから左下に350mほどズームアウトした葉山川の土手が他の部分の発見現場。

8月10日~16日

守山市内のATMで中川さんのキャッシュカードから3回に分けて現金計約69万7千円が引き出されます。

9月 

窃盗容疑で滋賀県守山市古高町の飲食店経営、杠共芳68歳を逮捕。

10月3日 (水) 

杠共芳被告を死体損壊と死体遺棄の疑いで再逮捕。窃盗容疑については同日付で処分保留に。

2018年10月24日 (水)

杠容疑者起訴大津地検が杠容疑者を起訴。

2018年11月30日 琵琶湖バラバラ殺人身元判明

11月30日 (金)、琵琶湖バラバラ殺人事件の被害者が滋賀県野洲市永原に住んでいた職業不詳の川本秀行さん(当時39歳)と判明。杠被告に関する捜査で中川さん以外の行方不明者の存在が浮上、川本さんに結びつきました。杠被告は事件への関与を否定しています。

 

2018年12月6日 杠共芳容疑者再逮捕

12月6日 (木) 、農業排水路事件被害者の中川直さん殺人容疑で杠共芳容疑者を再逮捕。(10月の起訴は中川さんの死体損壊と死体遺棄の罪)翌7日、殺人容疑で杠容疑者を大津地検に送検しました。
2018年8月6日から9日ごろまでの間に、自宅兼店舗またはその周辺の守山市内で中川さんを何らかの方法で殺害した疑いがもたれています。

中川さんの死因は不明ですが病死や自殺した可能性はなく、杠容疑者の事件前後の行動などを捜査した結果、殺害と断定したということです。
杠容疑者は「そのようなことはしていません」と容疑を否認しているといいます。

 

証拠隠滅?車の座席とナンバープレートを交換

杠被告は事件後に車の座席カバーやナンバープレートを交換していました。遺棄現場の排水路は杠被告の自宅兼店舗から西へ約3.5キロ離れており、車で遺体を運んで遺棄したとみられています。遺棄現場付近には血痕が確認されていて、付着した血液など事件につながる証拠を隠す狙いがあったとみています。県警では9月に杠被告の自家用車を押収し調べていました。

 

2018年12月20日 初公判

大津地裁で農業排水路事件の初公判(宇田美穂裁判官)が行われました。この日は起訴状朗読だけで罪状認否は次回公判以降に持ち越しとなりました。

 

2018年12月26日 殺人罪他で追起訴

大津地検は12月26日農業排水路事件の殺人と窃盗の罪で、杠共芳容疑者を追起訴しました。

 

2019年9月27日 裁判員裁判公判前整理手続き

大津地裁にて

次回公判は11月中旬の予定

 

2019年12月6日 裁判員裁判で懲役25年

杠共芳被告の裁判員裁判で、大津地裁の今井輝幸裁判長は懲役25年(求刑懲役28年)の判決を言い渡しました。

 

 

 

焼肉店で発見された人骨

家宅捜査により杠被告の自宅兼店舗の排水管から、死後数年が経過しているとみられる数ミリ~数センチ程度の非常に小さな人骨片が見つかります。

DNA鑑定の結果、農業排水路事件の中川さんとは別人の骨ではあるものの、店舗の開店は2008年の琵琶湖事件発覚の2年後にあたる2010年で、琵琶湖事件の川本さんの遺体である可能性もまた低いとみられています。

第三の犠牲者がいるのでしょうか?とても恐ろしい展開を迎えそうです。

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焼肉釜山公式HPより

事件の登場人物

杠共芳 68歳・・・犯人

杠共芳(ゆずりはともよし)被告は九州出身。一見するとダンディなタイプであったようです。

造船業や建設業を経て焼き肉店を開店。焼肉店の常連客は「几帳面な性格で肉の焼き方も教えてくれた」と話しています。

また2018年6月ごろから守山市のスナックに毎週のように通い、一緒に飲んでいた人の代金を支払うこともありお金に困っている様子はなかったといいます。

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引用:関西テレビ

中川直さん (農業排水路)

69歳 (2018年殺害当時)・・・農業排水路バラバラ事件被害者

草津市芦浦町在住の無職、中川直(すなお)さんは30年近く前に草津市芦浦町の建設会社で働き始めました。同僚の女性は「まじめできちんとした仕事ぶりだった」と語っています。

川本秀行さん (琵琶湖)

39歳 (2008年殺害当時)・・・琵琶湖バラバラ事件被害者

川本さんを知る人は「物静かな優しい人だと思いました。子どもを連れているのは何度も見かけました。パワーショベルの運転手をして免許も持ってる方」「おとなしそうな感じの人」と話しています。

川本さんの生存が最後に確認されたのは運転免許を更新した2007年11月で、琵琶湖事件以降の免許未更新者の中から所在不明者を探したところ1~2年前に川本さんの存在が浮上しました。

2018年11月上旬にDNA鑑定などで川本さんと判明。親族への聞き取りなどから約170センチという身長や顔の特徴も一致しました。当時の住所は滋賀県野洲市永原です。

川本さんについては以下の事実も判明しています。

  • 平成9年式の紺色のダイハツ工業の「ミラ」に乗っていた
  • 湖南地域を拠点として生活していた
  • 大津市堅田のパチンコ店に出入りしていた
  • 犯人は車を使って遺体を遺棄した可能性が高い

R1.9.5バラバラ殺人ポスター

第三の被害者?・・・焼肉店から見つかった人骨の主

中川さんが働いていた建設現場で、他にも男性作業員が行方不明になっていたという情報があり、見つかった人骨との関連や被告とのつながりなどを調べています。

人間関係

農業排水路中川さんと杠被告

10年以上前、杠被告が滋賀県内の建設会社で働いていた際、別の建設会社に勤務する中川さんと同じ建設現場で知り合います。

中川さんは今春、会社の寮から立ち退きを迫られ、相談を受けた杠容疑者がかつて住んだ別の建設会社の寮であるプレハブ小屋の一室を住居として紹介しました。

最近月3万円の寮の家賃が滞納されることがあり、中川さんの年金収入など現金を管理していた杠被告が横領したのではないかとトラブルになっていたといいます。

杠被告は「中川さんの家賃を立て替えたのに返してくれない」と周囲に話していたということです。

2人を知る男性は「そんなに大きな額ではなく死体の遺棄などをするとは思えないが…」と語っています。

琵琶湖川本さんと杠被告

川本さんは杠被告と草津市の建設現場で知り合い、事件前には草津市内の建設会社の寮で一緒に生活。

その後、川本さんは杠被告を中心とするパチンコ仲間のグループに入り、滋賀県栗東市のマンションで他の仲間とともに共同生活をしていました。川本さんはパチンコ店で得た現金を杠被告とやりとりしていたといいます。

また杠被告と川本さんの間には金銭の貸し借りをめぐるトラブルがあり、杠被告が川本さんを暴行するなどしていました。

共同生活するパチンコ仲間のグループというのは「打ち子」といわれるパチンコで生計を立てているパチプロ集団のことなのでしょうか?事件の真相究明が待たれます。

琵琶湖川本さんと農業排水路中川さん

川本さんと中川さんも工事を通じて面識がありました。

 

杠共芳被告について

経営する焼肉店

杠被告が営んでいたのは守山市古高町の「キムチ焼肉釜山」です。

店舗のオフィシャルホームページも見つかりましたが、飽きっぽい面があるのでしょうか。投稿はオープン当時に3回なされただけで以後更新はありません。 

レビューでは渋うまい店として高評価を得ています。

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一方、近所の方へのインタビューでは「何の肉を使ってたのかわからないまずい肉を出していた」という気になる声も聞こえてきています。

店は大通りに面し、近隣には大型店が多数あるなど賑やかな場所にあったようです。また廃墟から華麗に息を吹き返したことで全国的に話題となったショッピングモール、ピエリ守山からも車で15分程度の距離にあります。

杠姓について

杠(ゆずりは)という珍しい姓を持つ方は全国に約1,300人おり、佐賀県や島根県に多数みられるということです。

また人名漢字辞典によれば「朴」と書いて「ゆずりは」と読む姓もあるようです。

さいごに

職業柄、肉の扱いには慣れていたと思われる杠容疑者。店舗で提供される肉と同様に犠牲者たちのご遺体も処理していたのでしょうか。考えたくないことを否が応でも想像させられる猟奇的なこの事件。まだまだ闇は深そうです。今後も追いかけていきたいと思います。

 

滋賀県警では現在も情報提供を呼びかけています。(報奨金上限300万円)

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