竹田恆和氏フランスから訴追へ!
2019年1月11日(金)、フランスの捜査当局は贈収賄疑惑でJOC(Japanese Olympic Committee日本オリンピック委員会)竹田恆和会長の訴追手続きに入ったと報じられました。
招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社ブラックタイディング(Black Tidings)社に支払った2億2000万円余りのコンサルタント料が、2020年東京五輪・パラリンピック招致の際、票の買収の賄賂に使われた疑いがあるとしています。
この問題は2016年頃からくすぶっていましたが、カルロスゴーン氏が起訴・再逮捕された2018年12月10日、フランス捜査当局はにJOCの竹田会長から事情聴取。
国際オリンピック委員会(IOC)倫理委員会も1月11日、テレビ会議で竹田会長に事情を聴いたということです。
記者会見は1月15日午前11時から代々木体育館のすぐ隣にある岸記念体育館で行われ、7分ほどで終了。質疑応答の時間はなく記者たちからは厳しい声が飛び交い、会場は紛糾しました。
ブラックタイディング Black Tidings 社とは
渦中のブラックタイディング社(既に解散)の所在地は、シンガポールの国立競技場近くにある公営集合住宅の一室となっています。目の前には茶色い運河が流れ、廊下にはビーチサンダルや空のペットボトルが無造作に置かれて生活感いっぱい。華々しいオリンピック関係のビジネスを行っているようには思えない立地と建築物です。
Straitstimesより
代表タン・トン・ハン Tan Tong Han 氏の顔写真
代表を務めていたタン・トン・ハン Tan Tong Han 氏(36)は、2019年1月16日同国汚職捜査局に虚偽の説明をしたとしてシンガポール地裁に禁錮1週間の有罪判決を言い渡されました。2月20日から収監される予定ということです。
タントンハン氏は元IOC委員ラミン・ディアクLamine Diack氏の息子パパマッサタ・ディアクPapa Massata Diack氏の親友。
JOCからの支払いのうち約4400万円がディアク親子側に渡ったと疑われているほか、パパマッサタ氏がパリで購入した高級時計の代金約100万円を支払ったともいわれています。
タン氏 Straitstimesより
パパマッサタ・ディアク氏はICPO国際刑事警察機構から国際手配されていて、現在はセネガルに潜伏中と見られています。
タン氏とパパマッサタ氏は2008年の北京オリンピックで出会ったといい、2014年に誕生したタン氏の息子をマッサタMassataと名付けたほど深い関係だったようです。
パパマッサタ・ディアク氏 The Independentより
竹田恒和氏の家族は?
竹田恒和氏は旧皇族・竹田宮恒徳王の三男。竹田宮家は恒和氏出生の直前に皇籍を離脱しました。
最初の妻は小平市の精神科を中心とした松見病院 (現・医療法人晴生会やさか記念病院)の次女昌子氏。竹田恒泰氏とその弟(TBS勤務)、妹の母親で、後に離婚しています。
現在の妻は寿々子氏だということです。
息子竹田恒泰氏の反応
長男の竹田恒泰氏はツイッターで自身の見解をこのように述べています。
JOCの案件は2年以上前から捜査されていて、結局犯罪を証明するものはまだ何も出ていない。この時期にフランスがこれを蒸し返してきたということは、ゴーン逮捕の報復と見るのが普通だろう。
— 竹田恒泰 (@takenoma) 2019年1月12日
ゴーン事件でフランスが報復? 竹田JOC会長を訴追へ 安倍首相VSマクロン大統領 https://t.co/RWo20p1OAg
JOC竹田会長の人柄について、長男の竹田恒泰氏(@takenoma)は
— AbemaPrime【公式】 (@Abema_Prime) 2019年1月15日
「はっきり言って、父がお金をばら撒くことはありえない。父は曲がったことが大嫌い。小さい時から、嘘だけはつくな、曲がったことはするな、と言われてきた。石橋を叩いて壊しちゃうような人。」#アベプラ
竹田恒和氏退任へ
2019年3月19日、依然として捜査対象となっている竹田恒和氏がJOCの会長退任を表明。後任には柔道五輪金メダリストの山下泰裕氏が有力視されています。
なお、竹田氏は3月3日にバンコクで開かれたOCAアジア・オリンピック評議会において、4年の任期でOCAの副会長に再任されています。(逮捕の懸念からかこの会議も欠席)
竹田恒和氏の方位をチェック
スイス・ローザンヌIOCマーケティング委員会議
竹田恒和氏は1月19日にスイス・ローザンヌで開かれる国際オリンピック委員会IOCマーケティング委員会の会議を欠席する予定です。
念のためスイスの方位をチェックしてみたいと思います。
- 竹田恒和氏は1947年11月1日生まれの八白土星
- 東京から見たスイスの方位は北西
- 八白土星にとって北西は本命的殺の大凶方位
- 1月の北西はマイルドな凶方位
竹田氏がもしもスイスの会議に出席していた場合、精神的に大ダメージのある本命的殺の方位に出かけるところでした。非常に厳しい状況に追い込まれ、かなりの打撃が予想されるスイス行きだったため、今回出席を見合わせたのは正しい選択だったといえるでしょう。
実際にスイスのジュネーヴ国際空港はフランスとの国境近くにあり、その敷地はスイスフランス両国にまたがっているため、最悪の場合空港で身柄を拘束される恐れもありました。
北西は2018年2月から大凶方位に当たっていたため、IOC委員として、もしこの1年に何度かヨーロッパに足を運んでいたとしたら、その度に大凶方位のダメージを受けていたと考えられます。
しかし、2019年2月からの一年間は八白土星にとって北西は大吉方位にあたります。ヨーロッパに積極的に出掛けることで竹田氏にとって良い状況に転ぶことが考えられます。もし実際に収賄が行われていた場合にはそれなりの罰を受けることは免れないかもしれませんが、それすらも糧にすることができると考えられます。
バンコクOCAアジア・オリンピック評議会
竹田氏は2019年3月にバンコクで開かれたアジア・オリンピック評議会も欠席しています。
バンコクは東京から見て西と西南の境界にあたり、両方の方位が混ざった場所になります。
2019年の西南は五黄殺の大凶方位。そして西も八白土星にとってはマイルドな凶方位です。もしもバンコクに出掛けていたら竹田氏にとって非常に悪い展開が待ち受けていたと考えられます。運気の下がった人であれば凶方位に呼ばれ、昨年のスイス、今年のタイと最悪の方角にばかり導かれて転落の一途を辿っていたことでしょう。
しかし、竹田氏は渦中にあることでかえって運が守られているかのようです。この危機回避能力は持って生まれた運気のなせる技でしょうか。さすがやんごとなきお方と唸らずにはいられません。カルロスゴーン氏に対するフランス側の温度も下がってきているように見られる今日この頃。竹田氏の未来は安泰かもしれません。
竹田恒和氏方位データ
本命星:八白土星
この一件は2020年の東京オリンピックに影響があるのでしょうか?今後も事態の推移を見守っていきたいと思います。